【ご報告】3.29被災者応援企画ライブで朗読「被災から4年目」の声。

DSC_82663.29音楽ライブで朗読させて頂きました石巻に住む友人からの声と併せ、他地域からもお寄せ頂きました「被災から4年目」の声をこちらでご紹介します。個人のつながりを大切に、これからも小さいながら応援を続けていければと思っています。声をお寄せ頂きました皆さま、ありがとうございました!

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4年経ち、変わったものは心です。今までは何もかもが流され環境も変わり必死でした。だから悲しいとか辛いなんて思わなかったし、私のように家は流されたけれども子供達は守り通せた人間は辛いなんて言ってはいけないような気がしていました。だからいつも笑っていたし皆にはいつも前向きで楽しそうだねと言われ、雑誌やTVなどに取り上げて頂いたりしていました。

でも、最近は違います。 顔は笑っているけど、毎晩のように津波の夢を見ます。
あの日、子供を抱えて波から逃げたはずなのに、夢の中では波に追いつかれ子供が流されてしまうのです。恐怖で眠るのが怖いです。本当は泣きたいけど泣けません。 こういう人が多くなったとも聞きます。

また、私はまだ仮設住宅に住んでいます。いつ、ここを出られるのかも全く未定です。 役場に聞いても分からない。 大人は我慢できますが、子供達は辛い思いをしていると思います。 四畳半二間に親子三人。プライバシーも勉強する環境、遊ぶ環境、全てがありません。 息子は思春期を迎え始めています。ストレスはもの凄いと思います。でも、私に心配をかけまいと笑顔で過ごしてくれています。本当に可哀想になります。2年生からの仮設暮らし、中学に入っても続きそうです。

変わっていないものは震災後に更地になった場所が今も更地、草ボーボーのままだということかな?
復興とは言うけれども、実際は何も目に見えてきていません。また、震災を機に知り合えたみちこさんの様な方々との関係も変わりません。本当にありがたいし、これからも変わらずいて欲しいと思います。
震災で一番身に染みたのが、人間の中身は非常時で現れるということ。
経験しないと分からないことですが、食料や物資は一週間待てば何とかなりますが人間関係は別です。
ご近所や職場の人と常に助け合える状態を作っておくべきだと思います。
なんだか変わっていないものが多すぎて、書くことが分かりません

石巻は4月になると桜が咲きます。
海を眺めながらお団子を食べるの最高ですよ! あんな思いをしたのにやっぱり海が好きなんですね
いつかお会いできることを楽しみにしています!

S.Sさん(宮城県石巻市)

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あの日から四年。
月日だけが過ぎていき、時間と共にここに住んでいながら不思議と何もなかったような気持ちがよぎってきました。原発の問題が今も不安で仕方ないのに、ここで暮らすと決めた以上、気にしていたら暮らせないし不安な気持ちを誰にも話す事もできません。こんな気持ちとは裏腹に少しずつ街は復興してきました。心の復興はまだまだですが、前を向きながら1日1日歩んでいきたいと思っています。そして、私達に今もなお想いを寄せて頂く皆様に心から感謝します。ありがとうございます!

H.Yさん(福島県いわき市)

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『震災から4年経ち、変わった事』

☆交通手段が公共機関を使う事が圧倒的に多くなった。
☆夜の時間が長くなった。
☆友達が増えた。
☆習い事の場所が豊富にあるので習い事が増えた
☆子供達の言葉が標準語になった。
☆生き生き働いている人が沢山いるので励まされる。
☆家族の絆が深まった。
☆夫婦の絆も深まった。
☆東北に気持ちを寄せてくれている方々がいて人間の素晴らしさをしみじみと感じた。
☆山川田畑の季節の移り変わりは見れなくなりましたが、心の中で輝いている。
☆家の周りには蛍が沢山住んでいたので、蛍が見れなくなった。
☆庭で花火が出来なくなった、東雲住宅にも、小さい子供が沢山いるので、花火が出来ないのは残念に思う。
☆浜通りの7月8月は毎日のように直ぐ近くの海に行き涼を取る。当たり前に海遊びが出来たのが出来なくなった。

などメリット、デメリットはあるもののメリットの方が比重が多いので、非常に前向きに暮らしている。
残して来た家の課題や親類知人の健康の心配などがあるが、私達が元気一杯の姿を見せるのも大事なのかなと思う。
友人に恵まれ、家族で力を合わせてこれからも頑張って行こうと思います。

A.Tさん
(福島県南相馬市から東京都内に避難生活中)

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