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「ナナ」は、フランスの造形作家ニキ・ド・サンファルの作品。
カラフルで豊満で陽気な女人像。そのユニークなフォルムは原色を多用した斬新な色彩とともに 多くのファンを持ちます。
型にはまらない自由な作風と圧倒的なパワーをもつ作品に私たちは元気をもらえます。 |
父の転勤に伴い小学校、中学校、高校と各時代に2つずつ転校してきた。友達が一人もいない環境に投げ込まれても自然と人間関係を構築する手法をその時に身につけたのだろう。一見して真面目そうだが、その顔の裏はお茶目で熱い思いを秘めているのがわかる。
「私の話なんてちっともおもしろくないと思いますよ」と最初、このKAKERUインタビューに登場することも抵抗されたのだが、おもしろくない人生などひとつもないと伝えたところ、渋渋だが承諾してくださった。2/29からスタートした『ナラオ!JoB-sen☆トークライブ』は月1で開催する小規模な対談式トークライブだが、開催場所であるスペースナナの発起人のお一人が今回ご紹介する柴田暁子さんだ。
「幼稚園の先生を3年務めて結婚。その後は専業主婦として子育てに専念。そういう時代でした。上の娘を出産後、生協の運営委員を務めたり、市民活動家として政治団体に所属して、その広報活動をお手伝いしたり。そういう仲間と共にいろいろ勉強してきました」 環境、食、教育、福祉、平和などプロジェクトごとに活動し、「緑市民会議レポート」というレターを通じ、広報担当として情報を発信してきた。そうしているうちに、『女性と政治を考える会』を立ち上げたのは約20年前のこと。
市川房江さんの生誕100周年を記念して企画されたのが、『87歳の青春』という彼女の映画でした。これを地域でぜひとも上映したいと仲間5人が集まり知恵を出し合いました。観客は90人ほどが集まりました。新聞社の取材も受けて見出しには『普通の主婦が…』という枕詞がついていたのを覚えています」
20年前といえば90年代。まだその頃は子育てサークルどころか、主婦が結束して自分たちの手で何かを企画をしたり、プロジェクトを発足する…といった動向が珍しかった。しかし、こうした草の根的な運動を土台に、柴田さんは『地域のつながり』を痛感するようになった。
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