HOME >> KAKERUインタビュー No.17
【KAKERUインタビュー No.17】
今週は強烈なインパクトを放つ方をご紹介します。3年ほど前に当時編集長をしていた「ベビカム」というwebサイトのインタビューで登場していただいてから、海を越えたお付き合いが続いている、いじりめぐみさん。同時代に同業で働きつつ、いまや同世代の子をもつ親。デカイ体、酒豪、ただならぬ気合いで、米シアトルで大和撫子ならぬ大和魂をふりまき、もちろん英語もベラベ〜ラ。日本に帰ってきて何か一緒に仕事したいなぁ〜と常々思いますが、その布石を着々と始めていたようです。主宰するGo Feistyについても、改めてお聞きしました。
いじりめぐみ【Megumi Ijiri】 有限会社IJIRIYA USA 代表取締役 Go Feisty主宰

http://www.gofeisty.com
男を食い殺すひのえうま1966年生まれ。上智大学外国語学部比較文化学科卒業後、東京で大手広告代理店8年勤務。CMプランナーとして活躍。93年アメリカ人男性と日本で結婚後、夫の仕事で渡米。97年長女出産後、夫の勤務地シアトルのネットベンチャー企業の副社長に抜擢され、日本女性向けサイトの立ち上げ。2000年退社。その後、クリエイティブハウスIJIRIYA USAを設立。現在は「つよく、あかるく、たくましく」生きる女性を応援するwww.gofeisty.comの運営をしながら、Feisty(ファイスティー)思想の普及を目指す。「へこジャパ」(日本文芸社)著、シアトル日本語情報誌で「いじり放題USA」連載中。

シアトル在住。
家族は夫、長女10歳、次女5歳。

 
お久しぶりです。といってもこの間来日されたの1月でしたっけ。いじりさん存在感強いから、つい最近会ったような気がしますね(笑)。いじりさんのこれまでの経歴とアメリカで会社設立して何年目になるかを教えてください。
 
そもそも1989年から1996年まで東京の広告代理店でCMプランナーとして徹夜があたりまえみたいな働きかたをしていた。シアトルにきてからは日本語新聞にコラムを掲載。そのコラムの読者に紹介されてベンチャー企業ではたらくようになった。そこを退社した後2001年にホームオフィスを拠点に「IJIRIYA USA」を立ち上げて今年で6年目。「世の中をいじる」をモットーにした「IJIRIYA USA」は、お金のためには働かず、「これはおもしろい」と思うことをさがすこと。で、世の中をいじりつづけています。
 
なぜシアトルで今のお仕事を始めたのですか?
 

アメリカ(シアトル)に引っ越してすぐに長女を出産。彼女が3歳の頃、ベンチャー企業でマーケティングの副社長として忙しく働いていたけれど、社長の方針にふりまわされて働くのに疑問を覚え、家族と過ごす時間もとれず、「このままではいかん。自分で自分のペースで働ける仕事をはじめよう!」と起業した。広告代理店に勤め学んだノウハウをいかした自分なりの売れるものつくりがしたかった。ひとりでどれだけ世の中を動かせるか試してみたかった。

 
自分ブランドで創って何かはじめようとしたのは私も同じですね。いじりさんの場合、お金のために働くストレスがなくてうらやましいけど(笑)。あ、でも違う意味でストレスはあるのかな。
 

会社の名前を「IJIRIYA(いじりや)USA」にしたのは、世の中を自分なりにいじっていこうとの決意から。それと家族を一番に働ける環境をつくりたかった。次女も生まれ、ふたりの子育て、学校のボランティアなどに忙しくて、「これじゃあ専業主婦と変わらないなあ」と思うこともあるけれど、夜や週末に集中して仕事をするようにして、今は子供たちとの時間を優先している。

 
最近、おもしろそうなビジネスを始めたとお聞きしましたが。
 

つよくあかるくたくましく生きる女性を応援するサイト、GOFEISTY!(www.gofeisty.com)のコンテンツづくりや、書きものの仕事が多く家にこもってばかりなのでなにか新しいこともしたいなあと思っていたときに友人からアンチオキシダント(抗酸化成分)が豊富で「ヘルシーなチョコレート」XOCAI(ショサイ)のネットワーキングビジネスを紹介され、今はこれにはまっている。

 
来日された時、そのチョコ試食させてもらいましたけど何か不思議なおいしさですよね。甘ったるくないし。
 

1日3回チョコを食べる健康法というのがおもしろかったし、実際毎日パワーアップした気分で元気がでたし、ダークチョコレートの健康効果が認知されてきている中「これはいける!」と思った。 「これはGO FEISTY!スピリットにぴったりマッチする!」と運命の出会い(?)をかんじ、紹介してくれた友人と製造元(ネバダ)の社長にも会いに行き、「これはすばらしい商品だ!」と納得できたので、このチョコビジネスも手掛けることにしました。アメリカに来てベンチャーマインドになじんで以来、くるものはこばまず、先入観をもたずになんでもチャレンジするようにしているのでとびついたのね。

 
ベンチャーは職住兼だと大変なことも多い?今、取り組んでいるチョコビジネスで難しい点とは?
 

「出社」していくところがないので家庭と仕事の切り替えがむずかしい。洗濯機をまわし冷蔵庫の残り物をつまみながらぼさぼさ頭でコンピューターに向かい「これじゃあいかんなあ」と思うこと多し。スーパーフレキシブルな反面、組織がなつかしくなったりする。 チョコビジネスの大変なところは、ネットワーキングビジネスに対する先入観をもっている人々に「違法なこと」といわれること。日本では、悪徳マルチ商法が問題になっているのですべてのネットワーキングビジネスを「悪徳」とみる人がいる。 わたしは、障害がおおいほうが燃えやすいので、みなの先入観をぬぐいさり、「善良」マルチとして日本でこのチョコレートのブームをつくってやろうと熱くなっている。今は、種まきの時期とわりきり、トライアルに投資し、ファン作りをしている。

 
「善良」なネットワーキングビジネスの醍醐味とは、何でしょう?
 

ネットワーキングビジネスとは、チームづくり。
人を増やしていくだけでぼろもうけできるものではない。もののよさ、マーケティングノウハウをどんどん人に伝授していかなくてはいけない。大変だがみんなで協力しチームワークで成長していく。最近ずっとひとりで仕事をしていたのでこのチーム感が楽しい。

 
いい商品だから市場に出回らないのはなぜ?と思う方もいるかもしれません。
 

製造元の社長に会った時になぜこのチョコを普通に流通にながして売らないのかきいたら 彼女は、せっかくの商品がただ棚の上におかれるのはいやだった。広告費に莫大なお金をかけるくらいならもののよさを人から人へきちんとパッションを持って伝えていってほしいからだといった。そのお礼にみなが報酬があるほうがみんながハッピーでいいじゃないといった。わたしは広告代理店時代にまさに彼女の嫌うものの売り方を専門にしていたので「こんなマーケティングがあったのか。チャレンジしてみたい!」と思った。 今まで培ってきた自分のスキルをフルに実践できるところにやりがいをかんじる。 がんばったぶんだけみかえりがあるのもうれしい。

 
なるほど。口コミの力は強力ですよね。問題は、モチベーションの持続力かな。どんなスキルが必要なんでしょう。
 

ネットワーキングビジネス(「善良」のね)の最大の魅力は、自分のペースでできること。 家庭を持つ女性にはぴったりの仕事だと思う。子育て中の人がゆっくり社会復帰するのにも最適ではないか。いいチームについたら(わたしのところ!)仲間もできて世界も広がり生活にはりあいがでるのでは。チョコビジネスは、ピープルスキル(人とマナーを持ってうまくつきあうこと)が、もっとも問われます。

 
いじりさんの気合いを分けてもらえたら、きっとうまくいきそうな気がします(笑)。では、チョコビジネスの将来的な展望イメージは?

このチョコレートをGO FEISTY!の一環として「つよくあかるくたくましく生きる女性にファイスティーなパワーをくれるチョコレート」として愛されるものにしていきたい。うさんくさいと思われているビジネスをきちんとまじめにやって成功してやろうと思っている。9 To 5で働くだけが仕事ではない!子供がいるからって家庭にこもってる必要はない!と女性にやさしいビジネスとして啓蒙していき、善良ネットワーキングビジネスのリーダーになってやる。

リーダーじゃない立場のいじりさんがイメージできないですよ(笑)。今後力を入れたいことと、近々の活動スケジュールを教えてください。

GO FEISTYを立派な情報サイトに成長させつよくあかるくたくましく生きる女性のための独自の出版物を日本語と英語でだしたい。
近々では、GO FEISTY!にCHOCO FEISTY!のコンテンツを追加予定。
日本には、7月中旬から3週間いく。日本にいくたびにチョコの説明会を開催予定。

家族は応援してくれている?

まれに仕事で日本にいくが子どものスケジュールのあいまに仕事をしているので子どもたちは、なんともおもってないでしょう。書く仕事の締め切りがあるときは、週末に夫にこどもを連れて一日でかけてもらったりしているが、夫もわたしが働きたくてたまらないのをよくわかっているので子どもたちとのクオリティータイムとしてこどもの世話をよくしてくれている。

>そういう男性が日本にもっと増えていくことを祈ってますよ。では最後に自己PRを。いじりさんの優れた点は?

逆境に強い。「今にみてろよー」といやなことがあるとメラメラと燃える。 チャレンジが好き。大酒が飲める。アメリカ人よりでかい

あははは!だよね。ありがとうございました!
何しろデカクて、有言実行ないじりさん。英語も堪能で馬力もあるから、近い将来、必ずや日本に戻って何かを始めるに違いありません。チョコビジネス、おもしろそう!
マザールのこの記事をご覧の方だけに、スペシャルトライアル価格でチョコをお届けします。詳しくは、こちら(choco@gofeisty.com)へメールでお問い合わせください。
私も、もちろん応援しています。

 

つよく、あかるく、たくましく生きる女性を応援しているwebサイト「GoFeisty!」。自分を奮い立たせるエネルギーをもとう。と呼びかける。

 

長女のミルちゃんと。やっぱり片手に男山(日本酒)。

 

ビール片手に、国籍不明な大柄な女性。

 

初エッセイ「へこジャパ」は、橋スガドラマ『鬼わた』アメリカ版のような笑いとの人間ドラマが…。カバーデザインは今をときめく、クリエイティブディレクター佐藤可士和さんが手がけた。

 

Copyright 2008 Motheru. All Rights Reserved
プライバシーポリシー